※「京の菓子暦」は、平成14年(〜15年)の取材記事です。
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「和菓子はやっぱり京都やなあ。」京都に来た人は口を揃えて言います。京都の和菓子は、その種類の多さ、美しさ、美味しさにおいて秀逸です。四季おりおりの自然の移ろいを見事に表しているもの、歴史や文化にちなんだエピソードが秘められているもの。和菓子は京都人の毎日の暮らしに密接に結びつき生活と心を豊かにしてくれています。 毎月のお菓子を紹介しながら、その奥にある京都の知恵と文化を探れたらと思います。 |
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※「占出山」は、又の名を「あゆ釣り山」といわれ、日本書紀の中の神功皇后にまつわる伝説を趣向した山。肥前国で神功皇后が釣り糸を垂れ、戦勝ならば直ちに魚をと祈願されたところ早速魚が漁れ、この吉兆を大変喜ばれた。「鮎」は中国では「なまず」のことだが、魚を釣って占われたので、日本では「あゆ」と読むことになったと云われている。 |
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◆調布 このお菓子も同じく祇園祭の間だけの予約限定。 カステラ生地に包まれているのは、やはり「ぎゅうひ」。 上の焼印は、「ちまき」と祇園・八坂神社の「紋印」の二種。 布(反物)をたたんだ形から「調布」と名づけられ、室町筋の呉服屋さんが祇園祭にご招待したお客さまへのおみやげとして重宝されるとのこと。 |
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協力:大極殿本舗・六角店「栖園」 京都市中京区六角通高倉東入る南側 |
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