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京町家友の会
スペースデザイン カレッジ
楽町楽家◎八木仏具店 改修案コンペ展結果報告

スペースデザインカレッジ京都校は、去年に引き続き楽町楽家に参加しました。今年は学校の施設である、ギャラリーひたむきがインフォメーションセンターとして参加し、学生は催しの受付などの運営のお手伝いをするとともに、「八木仏具店改修案コンペ展」を京町家作事組事務局にて開催していただきました。

 八木仏具店は寛政2年創業、東本願寺の門前にある仏具店です。こちらのお店を舞台に、スペースデザイン設計科2年生が「仏具店」を現代に生かす計画の提案をしました。街並みとの調和・本願寺界隈のにぎわい、現代の家族の暮らしやすさを考えたプランです。計画に先立っては、八木仏具店の八木美和さん、実際に改修を手掛けられる建築家の木下龍一さんから施主の要望や、建物についてご説明いただきました。また、学芸出版社にて京都府立大学の宗田好史助教授に本願寺界隈の街並みについて講演していただきました。コンペ展は6月1日から6日まで開催し、ご来場の方々に気に入ったプランへ投票をお願いしました。


●スケジュール
3月16日(木)   八木仏具店にて現地調査・
クライアントインタビュー
3月25日(土) 学芸出版社にて宗田先生講演会
6月1日(木)
    〜6日(火)
京町家作事組事務局にて展示
6月3日(土)    プレゼンテーション

皆様からの投票の結果、
西元芙由子さんのプランが見事1位に選ばれました。


八木仏具店

木下さんによるレクチャー

宗田先生講演会

展示・プレゼンテーション

『繋げる繋がる』

●西元芙由子 受賞コメント●
「今回、実際にクライアントのいらっしゃる中で課題としてプランを作成し、より現実の仕事に近い経験をさせて頂けたことに心から感謝しています。いつもの課題に比べ、考えなければいけない点が多々あった為、それが難しくも面白くもあり、とても勉強になりました。プランの考え方、見せ方など、まだまだ足りていない部分も多くありますので、今後この経験を生かしつつ、努力を重ねていきたいと思います。ありがとうございました。」

 学生達にとっては、実際にクライアントの方の前でプレゼンテーションをするという、またとない機会となりました。コンペに限らず、この「楽町楽家」を通して多くの方々と出会い、良い物を見て触れて体験することができました。ものの見方や考え方が広がったのではないかと思います。京都という町で勉強しているからこそ得られたものがありました。ご指導・ご協力いただきました、全ての皆様に感謝申し上げます。来年もまた色々なかたちで参加できることを楽しみにしています。

スペースデザインカレッジ京都校 学生・スタッフ一同