4月例会 日時 平成15年4月12日 場所 本能寺会館5階ホール 基調講演:歴史都市の「超再生」 リム・ボン氏(立命館大学教授) パネラー:深井敦夫氏(国土交通省地方整備局) 大谷孝彦氏(京町家再生研究会理事長) コーディネータ:宗田好史氏(京都府立大学助教授―京町家再生研究会理事) 設立10周年及びNPO法人の認証取得を記念してシンポジウムを行いました。リム ・ボン先生の基調講演では、ニューヨークにおけるNPO活動の調査をもとに様々な 問題提起をして頂きました。「超再生」とは、原状回復のみならず、より強化された、質的に全く違うものに転換することを意味します。そのためには京都イメージを 批判的に分析して、陰の側面も認識する必要があります。それらを踏まえて、世界に冠たる歴史都市として、国家的プロジェクトの可能性もありうる、ということでした。このような問題提起を巡って、京都市都市計画局にもおられた深井氏をパネラーに加え、ストックとしての価値、経済活動という側面、行政とNPOとの関係、他の関連団体や市民とのネットワークなど、様々な視点のもとで多様な意見が活発に交わされました。当日は200名を超える参加者を迎え、会場の声を十分にお聞きすることができなかったのは残念でしたが、おかげさまで盛況でした。再生研がめざすべき「再生」の意味を十分に踏まえて、今後とも活動に取り組んでいきたいと考えています。みなさまの協力も不可欠です。これからも様々な意見をお寄せ下さい。 特定非営利法人京町家再生研究会 平成15年度定時総会 5月例会 場所 本部小島家 「京町家10年のあゆみ ―先達に聞く―」 小川平太郎、河合泰子、秦めぐみ、望月秀祐(司会) 前回のシンポジウムを踏まえて、望月元会長の司会により、町家の維持・再生に奮闘 しておられるお三方からお話を伺いながら、この10年を振り返りました。まず、二 条陣屋の小川さんからは、家の歴史、公事宿としての役割、「忍者屋敷」と呼ばれる ような様々なしかけ、防災の知恵など、様々なエピソードを交えながらご紹介いただ きました。秦さんからは、8年前に起きた存続をめぐる問題に関して、どのように解 決していったのか、そのいきさつやご自身の決意をご紹介いただきました。河合さん からは、町家再生のきっかけに様々な出会いがあったことが紹介されました。年月が 経ち、新たに発生した問題もあり、再生の難しさを語られました。いずれのお話から も再生当時の強い意志が感じられました。同時に再生研の10年の歩みと同じく、そ れぞれの町家に経過があり、住まいとしての町家に残された問題が明らかになりまし た。これからの10年、再生研に何ができるのか、次の世代を見据えて、新たに活動 を深めていきたいと思います。 |
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