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四条町大船鉾会所 再生通信
- Vol.2 -
再生プロジェクトの公式発表


会見を終えて現地の見学
2月10日、四条町大船鉾会所にてワールド・モニュメント財団の助成による再生プロジェクトの公式記者会見が開かれました。WMF日本代表 稲垣光彦氏と、林邦彦氏・木村宣介氏はじめ四条町大船鉾保存会の皆さん、京町家再生研究会 小島冨佐江氏、京町家作事組 末川協氏、京都市都市計画局 松田彰氏、京都市景観・まちづくりセンター 青山吉隆氏が代表して、ニューヨークに本部を構えるWMFが半世紀にわたり様々な助成活動を続ける中での日本における足跡、特に京町家再生研究会との協同プロジェクト第一期釜座町町家・第二期旧村西家に続き、今回第三期プロジェクトとして四条町大船鉾会所の再生を進める事となった経緯について、また大船鉾の復興からこれまで、四条町で祇園祭を支えてこられた皆さんの活動や、京都で今なお失われつつある町家を保全継承していくための取組みなどについて説明されました。

再生計画の概要 本プロジェクトでは、一部増築箇所の撤去を除き、建物の構造を大きく変えることは無く、主に新町通のファサード(建物正面)を会所らしく祇園祭の仕様に合わせます。鋼板で覆われた大屋根は瓦で葺き直し、二階の窓には竹製の肘掛けを設け、鉾との取合いで瓦を割らないよう軒庇は大和葺の板に鋼板仕上げとし、一階の窓は取り外しの出来る平格子に変わります。