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京町家歳時記かるた

品切れ状態が続いておりましたが、このたびお正月に向けて再作成いたしました。
京都の四季折々の暮らしが描かれたやさしいかるたです。

◆価格 1セット 定価 2,100円
◆図柄はカラー。黒枠と赤枠の2種類あり。
◆販売場所
京町家作事組事務局で販売しております。遠方の方は、京町家友の会事務局までお問い合わせください。
※遠方の方は京町家友の会事務局までお問い合わせください。お問い合わせ先はこちら
※10セット以上ご購入の場合、店舗等で販売してくださる場合の価格については、別途ご相談させていただきます。
発行:京町家友の会  イラスト:野呂 聡子
 京町家友の会設立10周年記念に遅れること2年、12年目にして、やっと記念の品が完成いたしました。京都の町なかでの毎月の暮らしに関わる祭や行事、和菓子、花木をかるたにしました。一月から十二月まで各月4種の絵札が計48枚(図は、その一部)で1セットです。基本的な遊び方は、いわゆる花札と同じですが、皆様の自由な発想でいろいろな出来役を考えて楽しんでいただければ結構です。そして、このかるたで遊びながら、その図柄や季節にまつわる皆様の思い出やエピソード等を一緒に遊ぶ人たちにお話していただき、若い方にも京都の町の普段の暮らしを伝えていければと願います。

 実は、この図柄を描いてくださった野呂聡子さんは京町家ネットのホームページのトップページに何年にも亘って季節のイラストを描いてくださっています。そして2005年から始まった楽町楽家では毎年ポスターも描いていただき、2009年の楽町楽家では山田家に於いて「野呂聡子展」を催しました。その初日、見に来てくださった京町家作事組・ホリテックの堀宏道氏が「はい、お土産」と置いていかれたのが、野呂さんの描かれた季節のイラストを使った花札様式の絵札だったのです。これは可愛い! と、その後訪ねて来られるお客様にお見せし、京町家友の会の会員さんなど親しい人が数名集まる度にゲームとして遊んでみました。SDC(スペースデザインカレッジ)の学生さんたちがたくさん来てくれた時には二人か三人でチームを組んで遊びました。ところが、彼ら彼女らは、同じ月や同じカテゴリーの札を合わせるということがなかなか難しそうなのです。京都に住んでいても、やはり家族と一緒の暮らしがそこにないと、生活の中に京都の風習・習慣が息づいていないのだなと判りました。でも、その時に絵札を取ったり捨てたりしながら、その絵札の内容等を解ってる人がいろいろ説明してあげると、どんどん話は広がり弾み、それはそれは楽しい時間を皆で共有することができました。そこで、これは京都の暮らしの文化を伝えるには一つの入り口になること、そして、世代を超えてのコミュニケーションを図るのに最適なツールだと確信したわけです。


 毎日の生活の中にハレのお祭があり、季節季節には、それぞれ花盛りのお寺や神社を訪ねたり、それぞれに謂れのある和菓子を美味しくいただいたり、この「京町家歳時記かるた」で遊びながら、そんな京都の生活文化に触れていただけたら幸いです。