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よみがえった京町家塾
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京町家塾Aコース第3回 京町家の意匠と空間 松井 薫(京町家情報センター)

平成23年5月28日(土)13:30〜15:00  参加15名

 第3回は例年より相当早い梅雨入りと、台風接近の雨の中での京町家塾となった。
 今回のテーマは「京町家の意匠と空間」まずは外観に見られる意匠の種類と違いの説明があり、次にいくつかの京町家特有のデザインエレメントについて話があった。軒先に見える一文字瓦が、技術的に納まりのむずかしいもので、あえて納まりが悪くなる危険を冒してまで技の高さを見せつけている、京都の職人の心意気の表れだというのがおもしろかった。次に内部の空間についての話となった。一列二室型からスタートする間取りパターンの変化から始まって、ちょっとしたサインや仕掛けによって無駄なく空間が使われていること、人の一生の変化に伴って常に家の中の空間も対応していることが、町家の現代住宅と違う特徴との話が興味深かった。