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仮称「全国作事組連絡協議会」趣意書


 町家や民家あるいは古い町並みが脚光を浴び、伝統的な暮らしが見直されています。しかし一方で、日々多くの町家や民家が姿を消し、歴史的町並みが失われていきます。仮に 失われないまでも、不適切な手入れや改修で、町家本来の構造や機能が損なわれ、景観的脈絡のない建物の挿入や改修で、景観的に破綻を来します。
 その原因はさまざまですが、作り手の問題としては大きく三つに分かれると思います。一つは法律と基準、二つには資材流通や経済、そして三つには技の再生・習得・継承です。
 風土と文化が育んだ町家や民家ないし町並みは地域ごとの特色があり、構法や生産組織も同様です。従って上記の問題の解決は地域が担うべきものです。しかし地域を否定し全国一律の制度を求めたのが近代であり、地域の努力では克服できない課題も多いはずです。とりわけ建築基準法の既存不適格の問題は共通です−重・伝・建地区であってもその外側は同様です−。
 各地域の地道な活動が成果をあげつつある今、次の段階の課題を克服するために、連携と協働が求められています。また各地域の活動の成果を共有することが、各地域の活動をより的確かつ実効性のあるものにするはずです。それらを果たす場として仮称「全国作事組連絡協議会」の設立を提案します。

■ 会の目的
情報交換
活動の支援
改修による町家等の保全・再生の普及
国や行政に対する施策提言
伝統構法の法・規準的枠組みの提言

■提案組織■
NPO八女町並みデザイン研究会、姫路町家再生塾、京町家作事組