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京町家作事組
第83号(2014年8月)

◎7月の報告

1日(火) 第1回施工委員会
2日(水) 棟梁塾 座学24「祇園祭 山鉾の構造」
11日(金) 理事会
13日(日) 棟梁塾 実習20「祇園祭 鉾建て見学」
14日(月) 第2回設計委員会
22日 (火)
23日 (水)
屏風祭
25日(金) 理事会
30日(水) 棟梁塾 座学25「町家の住まい方・修了式」

◎8月の予定

6日(水) 第2回施工委員会
8日(金) 理事会
22日(金) 理事会
24日(日) 地蔵盆
25日(月) 第3回設計委員会
28日(木) 第1回広報委員会

[祇園祭]

大船鉾 御池新町
夏の風物詩祇園祭、今年は49年ぶりに後祭りが行われた。その注目の一つに大船鉾150年ぶりの復興があり、幸運な事に私も含めた日頃仕事を同じくする大工、職方が作事方として参加させて頂くこととなった。京都に生まれ育った者、しかも職人であれどお祭りに関われる事は稀である。私と相方は昨年船鉾さんに師事して参考になる土台があるが他は初めての者ばかり多少の不安はありましたが、そこは志高き職方達、無事収める事が出来た、のではないかと思っております。勿論御町内の方々の力添えなしには往きませんが。細かい飾りつけの部分は5年後に完成形が出来るようにと御町内の方に言われておりますので来年度からは美しさも求められることでしょう。

大船鉾巡行
 縄がらみが終わり完成ではなく我々にはもう一つ大きな役目があります、音頭取り。巡行時の花形の一つでしょう。御町内から振り付けと掛け声を伝授して頂いた4名が神妙な面持ちで鉾にて演ずる姿はどこか誇らしげでありました。新町の細き道々を揺られ航海する大船鉾、放下鉾の助っ人が居るとはいえ車方も初めての者ばかり、大声で指示を出し身体を張って進路調整するさまは勇ましき船乗りの如し。御池という名の大海に出れば後は順風満帆の航海が続き四条町に無事凱旋。沢山の温かい拍手の中、充実感と疲労を感じながら今年の幕は降ろされました。
 来年以降も手を加えられ装飾される大船鉾、その変化を見届けながら我々も成長していかねばと思うしだいであります。
(作事組理事 辻 勇治)

[屏風祭り]
 22日23日の二日間、釜座町町家では格子をはずしミセに屏風とお花を飾り、道行く人々に屏風祭りの雰囲気を楽しんでいただきました。
 鷹山の復興をめざして結成されたお囃子の練習会場としても活用していただいています。


屏風祭内観

屏風祭り外観

[運営委員会]
 設計委員会および施工委員会が進行しています。メンバーそれぞれに個性を発揮し、若手の育つ風土のある作事組ですが、各職それぞれの立場から、京町家作事組として仕事をさせていただくときの決めごとを現在の視点で確認し共有することから始めています。

[ご挨拶]
 今月から事務局員となり、京町家の魅力を再発見していく機会を賜りました。先進的な空家対策など、教わることばかりですが、皆様の取り組みに学び、向上心を忘れずにいきたいと思っています。今後ともご指導よろしくお願いいたします。
(事務局 森珠恵)

工事実績: 205件
相談件数: 555件
('99年〜'14年7月31日現在累計)