◎4月の報告
◎5月の予定
[代表理事就任のご挨拶] 2014年4月27日に開催された平成26年度京町家作事組定例総会で代表理事に選任されました木下龍一です。1999年に京都市域に存続している京町家の改修工事を実践する京町家作事組が結成され、前後16年間の長きに渡って梶山代表理事のお世話になり、この度バトンを引き継ぐことになりました。 発足から現在まで京町家所有者や居住希望者からの幅広い相談に応じ、その中からまとまったものでおよそ250棟の町家改修を達成することができました。又、京町家作事組が生まれる母体となったNPO法人京町家再生研究会の23年にわたる地道な町家保存再生運動と、そこから派生した京町家ネット他会との連携活動のあかしとして2011年1月には釜座町町家“斧屋”を京町家再生拠点として開設する事ができました。町家に関心のある多くの市民や若者たち、そして全国あるいは海外からの建築家や学生が見学に訪れています。その社会的評価として、同年4月作事組と京町家ネットワークの活動が日本建築学会業績賞の対象に選ばれました。 他方、京都市や国といった行政レベルでは、景観法や伝統的木造建築物の保存及び活用に関する条例を制定する等、ようやく町家の保存再生が日本社会に定着してゆくための土壌が準備されつつあると思われます。今こそ京町家作事組はスタート時に掲げた初心にかえり、京町家を市民の残すべき財産として大切に改修し、まちなみを美しく再生してゆく活動を積極的に前進させる時期であります。ひきつづき皆様の心からのご支援ご協力をお願い申し上げます。 (代表理事 木下龍一)
[平成26年度 定時総会]
また、理事の任期満了に伴う役員改選を行いました。代表理事は15年間務めてこられた梶山秀一郎氏に代わり、木下龍一氏が新たに任命されました。理事には荒木正亘、山内茂、京極迪宏、木下龍一、末川協、内田康博各氏が就任し、監事に梶山秀一郎氏が就任しました。 新体制で初心に立ち返り、町家の保存・再生に向けて一層精進して参ります。今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。 (事務局 常吉裕子)
[楽町楽家2014] 5月24日(土)〜6月1日(日) 作事組関連の主なイベント(会場:釜座町町家 申込不要)
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