◎1月の報告
◎2月の予定
[2014 掘り出し物市のご報告]
(事務局 常吉裕子)
[小田原市“車座集会”への出講] 1月25,26日に荒木副理事長と小田原市に出向きました。昨年11月に棟梁塾の見学に来られた文化部生涯学習課からの招聘で、歴史的風致維持向上推進等調査にかかる“車座集会”への参加です。市では伝統工法に通じた職人の育成研修組織の設置に向け検討調査を進めておられます。京町家作事組、京町家棟梁塾の取り組みのお話をし、小田原市での歴史的建造物の保全・活用策についても意見交換を行ないました。大規模な空襲を免れた小田原市には、関東大震災以降の近代数奇屋が多く残り、城下町や宿場町としての風情も残ります。また蒲鉾が特産品であるように港町の趣もあります。小田原城を木造で再建する話も進んでいます。車座集会には建物のオーナー、大工、設計、材木屋、公務員など、東京や千葉、静岡からも参加者があり、市民活動と行政の連帯がテーマの一つになりました。合意形成の進む地方都市に未来があると再確認できた二日間でした。 (設計担当理事 末川協)
[釜座町町内会 新年会] 1月25日(土)の夕刻、釜座町町内会の新年会が開催されました。会場はハートンホテルで、作事組事務局から当方(内田)が参加させて頂きました。町内の皆様が集まり、和やかな雰囲気のなかで会話と食事が進みました。釜座町町家の真向かいで建築工事を進めている方から2月後半の引き渡し予定とのご挨拶があるなど、町内の動静についていくつか報告がありました。町家(ちょういえ)の数件隣の町家(まちや)が空き家になったとたんに取り壊される一方、隣の町家(まちや)はカフェが店をたたんだら早速居酒屋への改装が進んでいるようです。釜座茶道倶楽部に参加する町内の有志の皆様は次回3月のお茶会の催しに備え、作務衣を新調する相談をすすめているようです。町家再生はなかなか思うようにはすすみませんが、町家(ちょういえ)を活用し、町内の皆様と交流するなかで、町内の町家(まちや)がひとつでも維持されるように交流をつづけて行きたいと思います。 (設計担当理事 内田康博)
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