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京町家作事組
第75号(2013年12月)

◎11月の報告

6日(水) 棟梁塾 座学13「町家の庭」
8日(金) 理事会
9日(土) 勉強会「大型町家の用途変更について」
10日(日) 棟梁塾 実習10「町家の庭見学」
16日-17日 全国町家再生交流会in臼杵
作事組全国協議会 代表者会議in臼杵
22日(金) 理事会
24日(日) 棟梁塾 実習11「畳」

◎12月の予定

4日(水) 棟梁塾 座学14「茶の湯」
8日(日) 釜座町町家大掃除 改修現場見学会
13日(金) 理事会
15日(日) 平成25年度第1回臨時総会
作事組・棟梁塾冬期研修会
棟梁塾 実習12「お茶会」

事務局は12月28日(土)から1月5日(日)まで、
年末年始のお休みをいただきます。


全国町家再生交流会in臼杵

南蛮文化の影響が感じられる交流会会場

町並み見学
 11月16、17日、大分県臼杵市にて全国町家再生交流会が開催されました。同会は、京町家ネット4会の呼びかけで2005年に京都で開催されて以来、2年毎に2007年京都、2009年金沢、2011年今井町で開催されてきました。全国各地での町家の再生・活性化、地域独自の歴史と文化を掘り起こして再創造する新たなまちづくりの実践について、共の学びあい、交流するための場として企画されています。今回の会場となった臼杵はキリシタン大名大友宗麟により築城され、江戸期を通じて5万石の城下町として栄え、今でも多くの町家や武家屋敷が残されています。交流会の開催地報告では、臼杵の町並みが市民の熱意で守られてきたことが説明されました。その中心となって活動しているNPO法人臼杵伝統建築研究会の歴代会長が、みずから壊されかけた町家を購入し、維持しているというお話が印象的でした。また、各地から、受継いだ町家を元の姿を活かして改修し、活用する実践を報告頂きました。古くから醸造が盛んで、九州一の醤油醸造量を誇るフンドーキン醤油が本社と工場を置き、小説家野上弥生子を産んだ歴史と文化を身近に感じながら、全国各地からの60数名の参加者との交流は、お互いに刺激をあたえ、実感として多くを学ぶ有意義な会となりました。
(設計担当理事 内田康博)

[作事組全国協議会 会員代表者会議in臼杵]

作全協代表者会議
 全国町家再生交流会にあわせ、作事組全国協議会の会員代表者会議が持たれました。フンドーキン醤油の本家である酒造業の小手川商店の古い町家を再生した料理屋を会場とし、全国10団体、18名に御参集頂きました。伝統構法に係る全国の動き、特区による基準法適用除外の動きなどの報告を受け、当協議会の役割について話し合われました。また、来年、総会の開催を予定している宮津からプログラムの提案があり、2014年10月11、12日に開催することが決定されました。内容は開催地報告、シンポジウム、分科会の他、舟屋や加越ちりめん街道の見学会など充実した企画が盛り込まれ、多くの参加が期待されます。

[事務局より]
 早いものでもう年の瀬ですね。今年を振り返ると、東京での町家相談会、国際写真展への協力、映画上映会など、新しい試みを展開した年でもありました。皆様には何かにつけご協力賜り、ありがとうございました。どうぞよい新年をお迎えください。
(設計担当理事 内田康博)

工事実績: 198件
相談件数: 526件
('99年〜'13年11月30日現在累計)