◎3月の報告
◎4月の予定
["KYOTOGRAPHIE 京都グラフィー国際写真フェスティバル" 開催のお知らせ] 4月13日(土)から4月26日(金)まで、釜座町町家のハナレが“KYOTOGRAPHIE”のサテライトギャラリーになります。 “KYOTOGRAPHIE”は、寺社や町家など京都ならではの建築物を舞台に、世界各国から選び抜かれた写真が集結する国際写真フェスティバルです(イベント自体は5月6日(月)まで開催)。高台寺塔頭圓徳院や大西清右衛門美術館などを会場に、国内外の著名な写真家の作品が展示されます。釜座町町家は写真家藤木ケンタ氏の展示会場となる予定。皆様ぜひお越しください! [NPO法人八女町家再生応援団 北島力氏来訪]
全国町家再生交流会や作事組全国協議会にも中心的にご参加いただき、地元での町家再生を確固として進めながら全国各地での町家再生活動を積極的に支援し、応援しておられます。お互いに情報交換をしながら、今年11月16、17日に大分県臼杵で開催予定の全国町家再生交流会の内容や作事組全国協議会の今後の活動についてなど、様々なお話をすることができました。現在、八女福島では全国的に注目されている町並み保存の活動をドキュメンタリー映画とする事業が進行中です。題名は「まちや紳士録」で、6月に完成予定です。日本各地で上映予定とのことですので、関西での上映が決まれば、改めてご案内します。日本各地の町家、町並み保存に大きく寄与することと思います。 (設計担当理事 内田康博)
[アラード氏 地域の公園に遊具を寄贈]
(設計担当理事 内田康博)
[平安京左京四条三坊八町発掘調査 見学会]
担当者からこの周辺は舌状に盛り上がった場所で西洞院川の氾濫を避けることができる住みやすい場所で、平安京遷都以来の街区が存続し、応仁の乱の後も下京の総掘りの内側で有力者の居住地であったこと、羽柴姓を名乗っていたころの秀吉が宿所とした場所であること、江戸時代には蒲生氏郷の息子の秀行のころ蒲生家の京都宿所であったことなどを説明いただきました。地表面から1.5m下には17世紀前半の溝や土坑、16世紀前半の井戸などが見つかり、更に0.5m下には鎌倉時代の井戸などがあり、その0.5m下には平安時代の遺構があることが伺えるとのこと。特に戦国時代のものと思われる1辺2m以上もある四角く深い大きな井戸の遺構が印象的でした。 町家を通じて数百年の昔を身近に感じることはありますが、地面の下には千年以上の歴史が地層となって積み重なっていることを実際に見て感じることができる貴重な見学会でした。 (設計担当理事 内田康博)
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