• 京町家net ホーム
  • サイトマップ
  • アクセス・お問い合わせ
京町家作事組

その11
お座敷の床の間を復元したいと思います。
床の板の種類やグレードを教えてください。
 床の間のしつらえにはさまざまの種類があり,その場にふさわしい大きさやつくりを考えるには多くの例をご覧になっていただければうれしいです。
  お座敷のつくりがそれほど立派でないとしても、華台や置き床だけからでもお飾りをはじめていただくことは出来ます。お座敷の大きさに限度があっても,吊床なら置き床との組み合わせで使い方に巾を持たすことが出来ます。
  一般的な床の材料では畳敷が一番、その次の床板では松の次がケヤキと言われています。いずれも一枚板を用います。


↑畳敷きの床、お座敷に炉も切ってあるもの

← 吊床と置床によるしつらえ
荒木 正亘(京町家作事組副理事長)