お蕎麦屋さんからギャラリー + 陶工房へ ―ギャラリー「昌の蔵」、陶工房「器土合爍(きどあいらく)」 内田康博(再生研究会幹事)
錦小路堺町東入る、錦商店街の中で改修を終えた町家にお邪魔してお話をお聞きしました。今年の4月まで36年間、「生蕎麦山茂登」として多くの人に親しまれてきたお店を閉じ、ギャラリー+陶工房として新たな出発を決意し、10月17日(水)のオープニングの準備をされているところでした。改修は作事組が担当しました。
錦小路の商店街のにぎやかさからは思いもよらない、落ち着いた、品のよい座敷がとても美しく保持されているのは、3年ほど前に亡くなられたお母さんがとても大切にされてきたからとのこと。江戸時代末からの仕出屋として京都に伝わる伝統的な食文化を受け継ぎ、四季折々の年中行事を事細かに伝えてこられました。36年間の長い間、多くのひとに愛され、惜しまれながら閉じることにした、出汁に重点をおいた蕎麦屋よりも、もっとやりたいことが、この家に受け継がれ、お母さんが大切にされてきた食を中心とした京都の伝統文化を次の世代の人に伝えることでした。「昌の蔵」はお母さんのお名前の一字から名付けられたそうです。錦で買い物をするだけでは知ることが出来ない、錦に伝わる食の歴史、京都の伝統的食文化、季節の行事、おせち料理や月見団子、お供えの意味などを伝える場として、この家を使っていきたいとのこと。長年培った錦商店街を中心とする人脈も多く、書や長唄などお稽古事の教室、各種伝統工芸のセミナーやギャラリーとして活用の構想が溢れているようです。また、京町家友の会とも連携して様々な企画が進んでいるようです。まずは、気楽に立ち寄れるギャラリーから、どうぞお出かけ下さいませ。(開店は10:00〜18:00、月曜定休の予定とのことです。) |
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2007.11.1 |



