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楽町楽家
スペースデザインカレッジ
「楽町楽家 町家改修案コンペ展」 開催報告&投票結果発表
スペースデザインカレッジ京都校、スペースデザイン設計科2年生による町家改修案コンペ展を5月31日〜6月1日に開催いたしました。楽町楽家でのこの取り組みも10年目を迎え、今回の舞台は昭和16年に建てられた中京の住宅、柴田家。3世代がにぎやかに住み暮らしていた家を、住み手の必要性に合わせて幾度かの改修をしています。各グループ思い思いの「使い方」を表現しました。
初日には関係者の皆様にプレゼンテーションを行い、講評していただきました。
会期中は、多くの方にお越しいただき、ご投票くださいましたことを心より御礼申し上げます。この場をお借りして結果報告をいたします。
第1位
Bグループ/入江海帆 岩崎豪 太田圭祐
「遊び」を通じて、「地域」の人が「つながる」場所
今の子どもの遊び場事情を考えると、大人数で遊んだり、年齢の違う子ども達と遊んだりするという、昔では当たり前だった情景が、現在では消えつつあることに的をしぼり、地域の大人や子どもが同じ空間で同じ時を過ごし、そこにある遊び方の工夫や、ルールを決めることにより、人間関係が育まれます。また、世代の違う人が集うことにより、遊びの伝承や地域の見守り、人と人がつながり地域活性となる空間づくりです。
第2位
Aグループ/秋山寛尚 香村直也 東南江
情報発信基地。本能学区を活気溢れる地に。
町家×本能学区×京北地域。を軸に様々な人と人を結ぶ、カルチャーセンター。
本をはじめ、地域情報、ライフスタイルなど、暮らしにまつわる情報の発信をする場としての提案。クライアントである柴田夫妻と縁のある京北のちのお野菜の定期販売も行い、本能学区と京北地域の交流・発見・出会いを体験していただく場として開放。
Dグループ/松島里佳 三浦芳晃 柳本華奈子
ワインを愉しみたいクライアントのために。
ワインを味わうスタイルが違うように、1階と2階でインテリアを変え、同じ場所でありながら、雰囲気の違った愉しみ方が味わえる、そんな空間を提案しました。
仕事帰りに一人でゆっくりとした時間を過ごしたい方は、1階の書斎形式になった落ち着いた空間で。お友達と楽しい時間を過ごしたい方は、2階のリラックス&ナチュラルテイストの内装です。
ワインに合うおつまみを作るお料理教室もあり、地域のワイン好きの方、またこれからワインを嗜みたい方のための特別な空間となりますように。
Cグループ/津村諒 土岐田匠 長山千恵 山崎梓
入居条件は、料理人であること。レストラン一体型シェアハウス。
「自然派レストラン&料理人向けシェアハウス」
レストランとシェアハウスが一体となって初めて実現する、「食」を軸とした計画。住まう人々の交流の場であり、互いに高め合う空間とするためには、レストランをイベント形式にして、いつも違った表情を見せ、お客様が毎回楽しめるようにする。地域貢献とともに、情報交換の場所になり、地域に親しんでもらう新しい形式。普通のレストランでは味わえない、スケジュールが盛りだくさんの「ミクシェ」です。
ご協力いただきました皆さまに心より御礼申し上げます。
スペースデザインカレッジ