第1回総会 日時：平成15年4月17日（木）18：00〜 場所：京菜美膳 たま妓 出席者：正会員33の内20名（委任印12） 京町家情報センター第1回総会は、情報センター設立直前の公開シンポジウムがきっかけで賃貸が決まった「京菜美膳 たま妓」を会場として開催された。望月代表の挨拶のあと、議長に選任されたエステイト信の井上幹事の進行で始まった。まず京町家情報センター規約の説明が事務局より行われ、出席者全員の拍手により承認された。 次に14年度活動報告と収支決算報告が行われた。活動報告では、具体的な契約事例についてそれぞれの契約内容の特色や問題点が、事務局及び担当不動産業者より報告された。主な内容は次の通り。 〇町家が、学校に適応できない子供たちの学習の場―フリースクール―として活用された例 〇町家改修に公庫融資や京都府の融資を上手に使って直した上、一部をインテリア物販に賃貸している例 〇賃借人が決まっていて、契約時に、京町家の契約に慣れている情報センター登録業者に入ってほしいとの依頼のあった例 〇町家を住宅として購入した例 〇賃貸で住宅として使用される町家の改修費用を、貸主と、借主の賃料先払いで捻出した例 〇こわすしかないと思われていた町家を、賃貸することが出来、町並を守った例 引き続き収支決算内容の説明が事務局よりされ、木下監事より、内容に間違いのないことが報告され、承認された。 次に平成15年度活動計画が発表された。この1年間の活動を通して出てきた問題点を解決しながら、更に町家の再生活用を図るための活動計画である。 〇町家を持っている人からの相談が多くなるように 〇登録物件を増やして、一つでも多く、借りたい人・買いたい人と町家とのマッチングができるように 〇賃貸契約時に京町家特有の条件がチェックされるように 〇複数の賃借人による契約が出来るように 登録不動産業者の役割を始め、再生研、作事組、友の会との連携が強調された。 またそういった活動を裏付けるための予算案の内容が説明され、質疑応答の後、満場一致で承認された。 最後に、新規登録業者の紹介等があり、更なる発展を誓って総会を終えた。 |
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