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京町家情報センター
京町家に移り住んで──田中邸


  今回は、日々、楽げにお住まいになられている、京都市北区にお住まいの田中さまにお話を伺いました。

聞き手:フラットエージェンシー

――町家に住まれることになるまでのいきさつをお聞かせ下さい。
 結婚のために、新居を探していた中で、妻が京都に住むのであれば、町家に住んじゃったりして!?と軽い気持ちで話していたところ、私が何となく、フラットエージェンシーの吉村さんに話してみたら、すぐにご連絡をいただき、北区の町家を紹介していただきました。
 この町家は、住まれていた大家さんが大変センスのいい方で、一目で気に入りました。川も近く、あたりの雰囲気も最高でした。建物は内装も外装も古い良さを失うことなく、ただ、キッチンやお風呂の水回りの設備は新しく、しっかりしていました。 そこで、こちらに入居することとしました。

――実際に住んでみていかがですか?住み始めて生活の変化などはありますか?
 築80年にもかかわらず、最近改装されていましたので、床暖房などの新しい設備も入っており、大変住みよいです。町家ですので新しい家に比べて天井は若干低いですが、吹き抜けがあったり、天窓がつけられていたりして、工夫されています。妻の友人は東京に多いのですが、しばしば泊まりに京都に来ます。皆、口をそろえて、いいところに暮らしているねと言ってくれます。これも大家さんがハイセンスなおかげです。

――ご近所とのお付き合いはいかがですか?
 大家さんとは、最初にお会いしてすぐに近所で必要なお店や病院、骨董市を便せん3枚に書いて教えてくださいました。そのように親切な方なので、ご近所の人たちも、「あぁ、○○さんのところの〜!」とよくしてくださいます。
 ちなみに最近、大家さんとはフェイスブックにて、祇園祭の見所や骨董品収集、弘法さんなどもおすすめいただき、京町家くらしをenjoyしています。

2013.9.1